弁護士相談はベリーベスト法律事務所 福山オフィスへ。
弁護士インタビュー

インタビュー

JR山陽本線・JR福塩線「福山」駅より徒歩約5分の位置にある、ベリーベスト法律事務所福山オフィス。どのような法律相談が多く、弁護士はどのようなポリシーを持って対応しているのでしょうか。福山オフィス所長、中村 明彦弁護士にインタビューしました。

Q1.中村先生が弁護士を志したきっかけを教えてください。

私が小学生のころ、祖父が自宅のリフォームを依頼した業者とトラブルになったという出来事がありました。私は、業者が祖父を脅すような口調で話し、祖父がつらそうにしている様子を見て、業者にとても腹が立った記憶が残っています。しかし、当時の私は、小学生だったので何もできませんでした。その後、中学生のころに弁護士という職業があることを知り、「弁護士なら何かできたかもしれない。」と思ったことをきっかけに、弁護士を目指すようになりました。
大学の法学部に進学した後、法律の世界の面白さに触れ、法律を扱う職業である弁護士になりたいという思いを強くしました。

実際に弁護士になると、世の中には色んなことで困っている人がいることを知ることができました。そして、弁護士という仕事は、法律という道具を使って、色んなバランスを取りながら、困っている人の手助けをすることができることがわかりました。日々、やりがいがある仕事だな、と感じながら仕事をすることができていますね。

Q2.依頼主に対応される際のポリシーはありますか。

中村明彦弁護士

これは誰でもそうなのですが、自分が実際紛争の当事者になってしまうと、冷静に考えることが難しくなり、視野が狭くなりやすいです。特に、法律に詳しくない方からすると、今目の前で起きている問題をどうにかできないかという視点だけで物事を考えてしまう傾向があります。普段のご相談の席でも、ただただお客さまの質問にお答えするだけにとどまってしまうと、結果的に視野の狭い回答になってしまいがちです。

そこで、私は、実際にお話をお聞きしながら、お客さまが抱えている問題を本当に解決するためには、何が必要なのか、どのような視点で検討しなければならないのかを常に考えています。そのうえで、問題解決に必要なポイントを再構築して改めてお客さまが向くべき方向をしっかり示したうえで、お客さまの要望にあった進め方をご提案するように心掛けています。

今の時代は、ネットで調べれば表面的な知識を得ることは容易なので、表面的な法的知識を解説するだけでは、お客さまにとってもわざわざ弁護士に相談に来た意味がありません。ご相談に来られたことによって、少しでも不安な気持ちを減らすことができればと思い、日々対応させてもらっています。

ベリーベスト法律事務所にご相談いただく多くのお客さまは、誰かの紹介ではなくウェブ検索などで来られる方が多いです。そういったお客さまに選んでいただくためには、お客さまに感動してもらえるようなご提案をすることが必要だと思っています。実際に、ほかの事務所で相談されてから当事務所に来られたお客さまに、「ここまで提案してもらえると思っていなかった」とおっしゃっていただけることがあると、とてもうれしい気持ちになります。

Q3.福山オフィスではどのようなご相談が多いのでしょうか。

福山市は、岡山県西部と広島県東部で構成される福山都市圏の中心都市です。中国地方では、岡山都市圏、広島都市圏に次ぐ経済規模を誇っています。加えて、福山オフィスに最も近い広島地方裁判所福山支部は、全国の裁判所支部の中でも数少ない労働審判事件の取り扱いを行っている支部です。

また、福山オフィスの案件として、福山市周辺の尾道支部、岡山県の笠岡や倉敷の裁判所が管轄となるご相談も少なくありません。時には松江地方裁判所など山陰の裁判所まで足を運ぶこともあります。福山市内にお住まいの方だけでなく、本当に男女問わず、多くのご相談をいただいています。

一番多いご相談は離婚関連で、全体の6割程度占めているかと思います。その中でも、不倫問題が絡んでいる相談が多い印象ですね。続いて、労働、刑事、交通事故のご相談をいただいております。今後どうなっていくのだろう、と不安を抱えておられることはどなたであっても共通です。

たとえば離婚事件は、一見簡単なようでいて選択肢がたくさんあるものです。だからこそ見通しを含めて、複雑な内容を分解してご説明することはとても強く意識してお話をさせていただいています。そのうえで、問題解決のために弁護士に頼むとこういったことができますよということを具体的にご説明するようにしています。ご相談に来られる方は、周囲の方に相談していても全て本音で話せていないこともありますし、法的手続への対応を自分でやっていかないといけないことに不安を抱えている方もいます。そういった方に対しては、「ひとりで抱える必要はありませんよ」と、お伝えしていますね。実際に離婚がこんなに大変だと思わなかった、とお感じになっているお客さまは多いようです。

福山市は、広島県内でも第2の都市で、経済圏の大きさは先ほどご説明したとおりです。大企業の工場なども多く、産業も発展しています。現在、福山オフィスでは、離婚や労働問題など一般民事関連のご相談が多いのですが、一方で今後は企業法務のご相談もお気軽にしていただければと考えています。私自身、ベリーベスト法律事務所に入所する前は、企業法務を中心に携わる法律事務所で従事していたこともあり、さまざまな事業所のお力になれると考えております。

Q4.印象に残っている事件はありますか。

和澤 晋平弁護士

記憶に残る事件は数多くありますが、特に強く印象に残っている事件があります。

ひとつは、福山オフィスが開設する前、広島オフィスで研修していたときに担当させていただいた置き引き窃盗事件です。初めて警察から呼び出されたときに「本当に知らない」と伝えて帰宅したため事件は終わっていたと思っていたものの、再び警察に呼ばれ、変わらず容疑をかけられていることに気付いてご依頼いただきました。私どもは、警察が証拠としているだろう防犯カメラの映像のほかに、警察が収集していないけど重要な証拠となる防犯カメラ映像を探しだしました。そのうえで、「依頼者が犯人だとしたら、説明がつかない点がある」ということをアピールしました。結果、捜査段階で嫌疑不十分という形で不起訴となる成果が出せたのです。

もちろんお客さまも喜んでくださいましたし、そのときの弁護活動が評価され「季刊刑事弁護」という専門雑誌へ弁護活動のレポートを掲載いただきました。さらに記事に対して、大学の准教授が、「このように活動するような弁護士になってほしい」というコメントを書いた記事まで掲載いただきました。本当にやってよかったな、と思いましたね。

もうひとつは、福山オフィスへ直接ご依頼いただいた事件です。過去の裁判例の傾向から、その罪名で起訴されれば必ず実刑判決となるだろうという事件でしたが、お客さまがその罪に手を染めるに至るまで、さまざまな事情がありました。

見通しはかなり厳しかったのですが、もし実刑判決が変わらないとしても、お客さまがやれることは尽くしたと感じてもらえるようにするために、全力を尽くそうと思いました。そして、裁判官に執行猶予付きの判決を出してもらうためには、お客さまに執行猶予付きの判決を出すことが本当の更生につながること、その更生を助けるための環境は整っていることをしっかりアピールすることが大事だと考えていました。

このアピールの場として刑事裁判の証人尋問がありましたので、私は、お客さまやご家族と何度も打ち合わせを重ね、準備を進めました。表面的な証人尋問をしても意味がないと思ったので、この事件の本質、なぜ社会で更生していけるのかということがしっかりと裁判官に伝わるよう準備をしました。

結果、証人尋問の際、私には裁判官が涙を流しているように見えました。そして、最終的には、なんと執行猶予付き判決を得ることができました。判決を聞いているとき、私もお客さまと一緒に泣いてしまうほどほっとしたことを覚えています。事件は終わりましたが、今もお客さまから近況報告をいただいていて、本当に一生懸命対応してよかったなあと改めて感じた事件です。

Q5.ベリーベスト法律事務所だからこその強みは?

ベリーベスト法律事務所では、常に多数のご相談をいただいていることから、特に主要分野である離婚、労働、刑事、交通事故などについては、数多くの知見をすでに持っています。

加えて、全国に拠点があるという点、組織で問い合わせから相談まで対応しているという点も大きな強みでしょう。たとえば刑事事件でいえば、初回問い合わせへの対応の早さですね。「ご家族がいきなり逮捕されたのでとにかく早く面談設定をしたい」というケースが多いのですが、個人の弁護士事務所では対応する弁護士数にも限りがありますし、休日の問い合わせ対応窓口も置かれていないケースもあると思います。また、被疑者のご家族であるお客さまが遠方に住まわれていて、福山で事件に巻き込まれてしまった、というケースも少なくありません。

そのようなとき、ベリーベスト法律事務所であれば、お近くのエリアにあるオフィスまで来ていただければ、私どもとオンライン面談できるため、全国対応しやすいという一面があります。契約手続きも各地にオフィスがあるのでスムーズに行え、早々に弁護活動に着手できるという点は、スピード勝負となるケースが多い刑事事件においては大きなメリットになりえます。全国展開していない事務所であれば、実際に裁判所や拘置所などに弁護士が足を運ぶ際に必要なコストなどが別途発生してしまいますが、ベリーベスト法律事務所では、全国のオフィスで連携をとった対応が可能となるので、お客さまの負担も軽減できるでしょう。

刑事以外の分野でいうと、ここ数年は、Web面談ができる法律事務所が本当に増えているので、全国展開していることは大きなメリットに見えないかもしれません。もっとも、これだけWeb面談が増えたおかげで、実際に会って面談することの重要性が増したように感じます。やはりお客さまからしてみれば、人生にかかわる大事件の対応を託す弁護士に会っておきたい、とお考えになるのは当然のことでしょう。そのような意味でも、やはり全国にオフィスがあるベリーベストであれば、直接ご相談しやすいという点はやはりメリットです。

また、全国のベリーベスト法律事務所内に各分野のスペシャリストがおり、常に情報共有をしているので、非常に難しい案件であっても気軽にご相談いただけます。対応方針をすぐに検討ができるのは、所属弁護士数も対応事件数も圧倒的に多いベリーベスト法律事務所だからこそのメリット、といえるでしょう。

Q6.弁護士相談に迷っている方へのメッセージ

和澤 晋平弁護士

本当に解決できない問題かどうかを、ご自身やご家族ご友人への相談だけで決めてしまうのは早すぎます。まずは、弁護士に一度気軽に話してみてください。ご自分で悩んでいたことは実のところ大きな問題ではなかったケースや、考え方を変えれば解決できるケースが多々あります。自分で駄目だと判断せずに、まずは気軽に相談にいらして、そのうえで考えていただくのが一番いいかなと思います。

他の人にはなかなか話しにくいことも、弁護士には守秘義務があります。心配せず相談だけでもよいのでぜひお問い合わせしてみてください。